ADの服装事情
こんにちは。
今回はADの服装事情について書いてみようと思います。
☆テレビ業界の服装はゆるい?☆
一般的に、テレビに限らずメディアの業界は服装規定が緩いイメージがあるかとおもいますが、
これは実際かなりその通りで、テレビ業界に関しては基本的にうちの会社に限らず、仕事中の服装を注意されることはほぼ無いと思います。
プロデューサーなど立場が上の人だとスーツを着ている人もいますが、基本的にディレクターやADはラフな格好をしていることの方が多いです。
最低限清潔感があってTPOをわきまえていれば(ロケの日にヒール履かないとか)何を着ていてもOKという感じですね。
夏場だと、40歳くらいのまあまあいい年をしたベテランディレクターでもTシャツ半パンビーチサンダルとかで編集してたりするくらいなので(笑)服装に関しては本当に緩い業界だと言っていいと思います。
派手な服を着ていても怒られることもないので、ファッションが好きな人には案外うれしい仕事かもしれませんね。実際洋服好きのADも意外と多いです。
私は今日は事務作業しかない日だったので、EMODAのスキニ―パンツにOsmosisのニットという、大学生の時と何ら変わりないファッションで仕事をしてました。
この仕事をしているとオフィスカジュアルといわれるファッションとは本当に無縁に過ごせてしまうので、年齢相応の落ち着きとか転職した時とかのこととかを考えると、逆に危機感を覚えることすらあります…スーツとか入社式とマナー研修以来一度も着てないしそもそもどこにしまったのか思い出せないし…
ちなみに、ロケや収録の日はもっと動きやすくて機能的な服装じゃないと仕事にならないので、ポケットが付いてるパーカーとか丈夫なパンツとかを着ることが多いです。
私は冬場の野外ロケとかだと完全機能性重視で、登山服(パタゴニアとかノースフェイスとか)を着たりしますね。
☆撮影の必需品、ADバッグ☆
ADさんの服装のイメージするとき、何やらテープとかがいっぱいついたウエストポーチとか肩掛けバッグを持っている図をイメージする人は多いのではないのでしょうか。
あれは我々の業界ではいわゆる「ADバッグ」と呼ばれていて、撮影の時のADの必需品とされています。
バラエティ番組とかで見切れてるADさんがよく持ってたりしますよね。
撮影現場では、
テープ(養生テープとかパーマセルテープとかドラフティングテープとか用途別に色んな種類が必要)
マジック(カンペ用のフロッキー赤黒青とか油性のマッキ―とかこれも色々必要)
その他ハサミ、カッター、ドライバー、軍手…
などなど、とにかく色々なものを急に取り出さなければいけない場面が多々あるので、撮影に必要な道具を取り出しやすく整理してコンパクトに持つためには欠かせないバッグです。
できるADさんのバッグは本当に無駄なく必要なものが整頓されていて、ADバッグの中身でその人の能力が分かるといっても過言ではないかもしれません…!
しかし、あれはロケや収録の時だけロッカーから取り出して使うもので、普段からずっとあれを持って生活している訳ではありません(笑)
たまに違う業界の友達にずっとあれ持ってるの?とたまに聞かれるのですが、あんな目立つバッグは現場でしか使わないのでご安心ください。